Meditation

Zen

禅とは静かに心を落ち着けることです。私たちの心は水に譬えられます。いつもは水面に喜怒哀楽の白波が立っています。静かに坐禅をすると波が穏やかになります。水面が真っ平らになるのが三昧(samādhi)です。水が澄んで、水底まで見えるようになります。いつもの生活に戻れば、また波が立つのが私たちのこころです。繰り返し三昧を体験することと、三昧のさまたげとなる欲を離れるのが、禅の教えです。

Meditation

坐禅では身体と呼吸とこころが繋がっていると考えます。ストレスは筋肉に溜まります。歪んだ身体は浅い呼吸を生み出し、浅い呼吸がイライラ鬱々としたこころを作ります。坐禅をするにはまず身体の歪みをとって姿勢を調えます。すると呼吸は自力で、深くゆったりと調ってきます。呼吸が深くゆったりしてくると、こころは安らかに調ってゆきます。

The Tea Meditation

茶道は武士のたしなみとされていました。静かにお茶を点てるのは、乱世を生きぬくための心の休息です。茶道は禅と深く関わり「わび・さび」という精神文化を生み出しました。華麗さや豪華さよりも、簡素で素直な美しさを、自然や人のこころに求めました。今の瞬間を大切に思い、静かにお茶を点てることに集中します。自然を受け入れ、自分を空っぽにして、眼の前の動作に集中する三昧(samādh)です。

“Ichigo-Ichie”

一期一会とは二度とくり返されることのない
一生に一度の出会いという茶道の心得です。
当たり前の日常もこの一瞬は二度とはありません。
そのことに気づけばささやかなことも大切なことに思えて愛おしくなります。
だからこそお茶では亭主は客を誠心誠意もてなし客も
またその心遣いに応じ、その場の時を大切にするのです。